昭和の建築の代表と言えばモルタル造りではないでしょうか。
今は様々なサイディングが主流のようですが、モルタルのあの独特の安っぽさと存在感がとても懐かしく感じられます。建物全体に特有の匂いもあったように思います。
写真は横浜戸部の岩亀横丁にある酒屋さんです。岩亀にちなんだのか、亀甲型の文様がモルタルに施されています。こういうのも昔はよく見かけたような。雨戸の戸袋の重厚感もモルタルならではです。
昭和は細部に宿る、と言いたい訳ではありませんが、これからはディテールにも気をつけて、昭和探し散歩を続けたいと思います。