昭和の残像

旅先でふと気になって撮った写真をモノクロに変換すると、不思議と昭和を感じさせてくれるものになることがあります。 そんな写真を簡単な説明とともに載せていきます。

手触り万華鏡

水飲み場拾遺3

京都、四条通りに近い公園の水飲み場です。 逆エル字型で新宿区型に近いですが丸みもあり、金属の手すりが光っています。ただ、この日はとても寒かったので、見ているだけでひんやりした触感が伝わって来るようです。 ほとんどその形や違いを気にされること…

水飲み場拾遺2

岡山の丸型に対し、新宿区戸山町の角々した水飲み場です。水を飲むとは如何なる行為なのかという哲学的思索さえできそうな、同じ目的のために作られた、周囲の造作も含めあまりにも対照的な建造物という気がします。 戸山町

水飲み場二選

公園にある、水飲み用の水道です。昔からあって、気がつくと大抵は平成の匂いのする作りに変わっていました。ときおり見つける昭和の水飲み場を写真に収めました。 一つ目は港区のもの。モダンですが懐かしい形状です。まだ時々見かけるタイプです。横に下向…

台座

石が続きます。 掃部山公園にあった石の台座です。その上に銅像か何かがあったのでしょうが、恐らく戦時中の供出でなくなってしまったのでしょう。わさわざ台座を壊すのもお金がかかるので、日本国中結構こういうのが残っていますね。まさに昭和の残像として…

水石

ちょっと「昭和」とは離れるのですが、今回は「水石」です。よく「盆石」と混同されますが、盆石は自然の景物に見立てるため多少なりとも作為が働きますが、水石は置き方の工夫はしますが石そのもので自然の景色を見立てます。これを知ったのはつげ義春の「…