昭和の残像

旅先でふと気になって撮った写真をモノクロに変換すると、不思議と昭和を感じさせてくれるものになることがあります。 そんな写真を簡単な説明とともに載せていきます。

公園

水飲み場拾遺3

京都、四条通りに近い公園の水飲み場です。 逆エル字型で新宿区型に近いですが丸みもあり、金属の手すりが光っています。ただ、この日はとても寒かったので、見ているだけでひんやりした触感が伝わって来るようです。 ほとんどその形や違いを気にされること…

水飲み場拾遺2

岡山の丸型に対し、新宿区戸山町の角々した水飲み場です。水を飲むとは如何なる行為なのかという哲学的思索さえできそうな、同じ目的のために作られた、周囲の造作も含めあまりにも対照的な建造物という気がします。 戸山町

水飲み場拾遺

岡山市内の公園にあった水飲み場です。落葉の散り具合と円形の基台がとてもすてきでした。 岡山

水飲み場二選

公園にある、水飲み用の水道です。昔からあって、気がつくと大抵は平成の匂いのする作りに変わっていました。ときおり見つける昭和の水飲み場を写真に収めました。 一つ目は港区のもの。モダンですが懐かしい形状です。まだ時々見かけるタイプです。横に下向…

平和の塔

戦後、昭和20年代から30年代にかけて、日本人の平和への思いは強く切実なものがありました。日本の各地に平和を願う塔や彫刻、モニュメントや石碑などが建てられました。その「思い」は、昭和という時代を越えて大切にしたいものですが、いつしか平和の塔そ…

新聞配達少年

有栖川公園にある彫刻です。 新聞配達の少年。実に昭和的です。遅からず歴史的事実を伝える文化財になるかも知れません。作った際には思いもよらないことが起こる、これが時代の流れというものでしょうか。 新聞配達

台座

石が続きます。 掃部山公園にあった石の台座です。その上に銅像か何かがあったのでしょうが、恐らく戦時中の供出でなくなってしまったのでしょう。わさわざ台座を壊すのもお金がかかるので、日本国中結構こういうのが残っていますね。まさに昭和の残像として…

午前中の公園

気持ちの良い気候の朝でした。 昼までの時間を持て余していた私がぶらりと立ち寄った公園です。 ベンチに腰掛け、鳥の囀りを聞きながら目の前に広がる景色を撮りました。 均整がとれているのにレトロ感が漂います。 とてものんびりと緩やかな時間を過ごすこ…

適荒の庭

掃部山公園で撮りました。 タイトルの「適荒」は造語です。適には訓がないので「てきこう」と読むしかなさそうです。「適」には心地よいという意味もあるので、心地よさを感じさせる程度の荒れぶり、くらいの意味にしたいと思います。 何故そんなことを思い…

昭和の希望

昭和の時代には、こんな彫刻が公園や学校や図書館、あるいは官公庁の庭などにたくさんあった気がします。 いつのまにかだいぶ見なくなりましたが、たまに見つけると妙な気分になります。明るい未来を信じられていた時代への郷愁でしょうか。どうもそれとも違…

蒸気機関車

中2の夏休み、国鉄からSLが消えるというので友達とふたりで北海道を巡ってSLの写真をたくさん撮りました。ペンタックスの一眼レフでした。今ではその時の写真は一枚も残っていません。それでも、あの時の思い出は鮮烈に残っています。初めて間近に見た蒸気…

廃墟のような公園

和歌山市内の公園です。 荒れ具合に心惹かれました。 昭和の埃っぽさを思い出したのかも知れません。 廃墟のような公園 その2

時計台

平塚にある博物館と図書館に囲まれた公園。 そこに立つ小ぶりな時計台。 秋の気持ちの良い朝の光を浴びて、不思議としっくり来る景色を形づくっていました。 時計台